【Wathematicaアドベントカレンダー企画2023】これまでの活動と今後に向けて
はじめに
初めまして、haru です。この度Wathematicaのアドカレ企画に初めて参加させていただきます。拙い文章ではあると思いますがぜひ最後までお付き合いください。
さて、実は私なんと来年度から
Wathematica の幹事長
を務めさせていただきます。
そんな人間がアドカレに初参加というのもどうなんだ……という話ですが大目に見てください。今回から頑張ります。というわけで今後の活動に向けてこれを機にこれまでの活動を振り返ってみる、というのが今回の趣旨です。
参加したゼミ
終了したゼミ
斎藤線型ゼミ
これは自分が Wathematica の新歓で初めて参加したゼミです。斎藤正彦先生の「線型代数学」という本でゼミをしました。線形代数の初歩からジョルダン標準形までを扱うんですけど、難しすぎなくて初めてのゼミにちょうど良い本だったな~と今は思います。ゼミのメンバーには物理系や情報系の人もいて、振り返ってみると他学科の人とゼミをやる貴重な機会でした。
他にもチューターを担当してくださった先輩が自分たちが詰まってるところを二秒くらいで説明し始めて「すげ~~~~~~」ってなった記憶があります。こういう先輩たちの姿を見れるのも新歓ゼミのめちゃめちゃいいところだと思うので自分が幹事長になってもこれは残していきたいですね(こんなこと言わなくても残るとは思いますが)。
赤雪江ゼミ
一番思い入れの深いゼミですね。初めて自分で立てたゼミです。群論ってなんか人気ですよね、なんででしょう。はじめは正規部分群とか準同型定理とか意味不明でこの本難しいな~と思っていました。
大学の数学って
「慣れてないことの難しさ」と「そもそもの難しさ」
があるなと感じていて、赤雪江は前者さえクリアしてしまえば本自体はとっても読みやすいと個人的には思っています。
赤雪江ゼミで一緒だったメンバーは、今でもいろんなゼミに一緒に参加していて自分の勘違いでなければ仲の良い友達だと思います。そういう意味でもこのゼミは思い入れが深いです。
参加中のゼミ
青雪江ゼミ2023
赤雪江ゼミが終わって「ガロア理論やりたい」って気持ちで始めたゼミです。この辺は「数学ガール」の影響を結構受けてます。ミルカさんってマジで何者なんでしょうね……。
今は UFD だの PID のあたりです、まだまだ先は長いですが頑張ります。
トゥー多様体ゼミ2023
漬物石になっていたトゥー多様体が立派な教科書になりました。自分はこの辺ハチャメチャに弱いので頑張りたいですね。
数学基礎論ゼミ
数学基礎論って難しすぎないですか?というのが率直な感想ですね。エンダートンの本を使っているのですが、翻訳のほうは結構誤植があるので翻訳元のほうを参照しながら読むことをお勧めします。
面白い、意味わからん、面白い……をループしています。躁鬱の子みたいですね。今は一階述語論理の健全性を示したところです。大変ではあるんですけどもう少し頑張りたいですね。
今気付いたんですけどさっきから頑張るしか言ってないですね……。
鈴木群論ゼミ
これは夏合宿でのゼミを、本を替えてリスタートしたものです。まだ始まったばかりなので興味ある人はぜひ来てください。
赤雪江や授業などで群論の基本的なことは学びましたが、この本では様々なトピックが扱われていてとても勉強になります。自分はこの本をオンデマンドブックスで入手したのですが、中古でちゃんとしたものを入手している人が何人かいて羨ましいです。あとこの本、上巻にも索引欲しいです、お願いします。
今後に向けて
色々書きましたが、 Wathematica を通して様々なゼミに参加できて本当に良かったなぁと思います。現状、友達のほとんどが Wathematica を通じて仲良くなった方なので、このサークルがなかったら、と思うと背筋が凍ります。
今年度から合宿が実施されたりと良い変化を遂げている気がする弊サークルですが、自分が幹事長になっても、このサークルの良いところをそのままに、良い意味でサークルらしく発展させていきたいですね。
とりあえず手近な個人的目標は後輩との関わりを持つことです。今度どこかのゼミを覗きに行こうと思います。何せ後輩と全くと言っていいほど話したことないので……。
正直なところ、自分に幹事長としての仕事が務まるのか現状不安しかないですが、サークルの皆さんの力をお借りしつつ、自分なりに努力していこうと思いますのでよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!また次回のアドカレでお会いしましょう。